どんな作業も、どんな仕事も、やればやるほど知らない世界がみえます。
些細なコミュニケーションや、小さな気づき、微調整の繰り返しが仕事そのものだ、といっていいと思います。
挨拶ひとつにしても、目を合わせ、心を言葉にして届けること、トーンや表情、言葉を受け取って贈り返す事。
意味のあることを、意味を保ったまま相手に伝えること。
なんなら、よりよくして伝えること。
挨拶だって立派なひとつの仕事だと思うのです。
キャミオでは、毎日小さな検証を繰り返して、結果とそれぞれの考えを共有して、生みの苦しみと喜びの作業をしています。
時には、迷宮入りしてしまうので、そんなときは一度離れて、他の考え方ややり方に触れ、頭を柔らかくして、またフレッシュな体制で考え始めます。
よりいいものを生み出すためには、これらの作業こそ大事にするべきところで、まさに、それが今の仕事です。
経営者としても、今より一層、違いや事実をありのまま見る力、事実をもとに検証する力をもっともっと研ぎ澄ましていかないといけないと感じています。
コーヒーの味作りは、見えないものを見える化して、どう組み合わせるか、という作業があります。
感じた味わいを事実とするのか、捉え方とするのか、またはそう捉えられたらそれが事実なのか…何を事実として進めるか。
正解がないからこそ、いろいろな要素が被さりあってベールを被ったコーヒー豆たちに翻弄されています。
はっきりこっちが正解だ!これは違う!なんて分からなくて、コーヒーにしても、経営にしても、自分自身についても、毎日そのベールを一枚一枚めくるしかない作業に、不甲斐ない気持ちになります。
なにをやってもそうなんですがね。
成長しなきゃならないことばかりが頭に浮かんで、いつも自分追い込んでしまいますね。
まあ、でも大丈夫です。
それがわたしの仕事なんだと思います。
今はそれが楽しくて、わくわくして。
でも半分以上は辛くて…申し訳なくて。
そんな感じ。
周りの人を幸せにするために、日々1ミリでも成長するしかないのですね。
頑張っていきましょう。
という息子の寝顔を見ながらふと考えた店長のつぶやきでした。
(今日はスタッフがカバーしてくれて、お休みをいただきました。ありがとうございました。)
写真はいつかのカッピング。
posted by @cameocoffeecompany