地元でもなく、たまたま大学時代と就職して数年を過ごした日立市ですが、沢山の出会いに恵まれ、私らしい生き方とはなにかを教えてくれた街です。5年前、この日立市に、友人達や家族と手作りで小さなコーヒー屋を作りました。海外や大阪、東京で仕事をしてきたのでビジネスのコネクションや、知名度も顧客もない中で始めました。ウガンダにいる時には、事業立ち上げは意外とシンプルで、みんな小さくともどんどん新しいことに挑戦しブラッシュアップしていくのをみて、自由に考え、まずは動くことの大切さを学びました。関西にいた時は、あちこちの路地に佇む魅力的なお店や、そこに集うお客様達をたくさん目にして、細く永く、私もお客様と一緒に歳をとれるようなお店をやってみたいと思いました。あまり心配せずに、とにかくお店をオープンすることに集中できたはその20代に体験した世界のおかげかもしれません。ただ、オープンしたあとは、チラシや広告を出す余裕はないし、目の前のことで精一杯でした。手が回らないことは外注するとか、そういうのもできないし知らなかったので、今考えると、毎日文化祭の前日みたいで、明日のために!これやれ、あれやれ、とお店に立って(今もか🫠)いました。なかなかお客様が入らなくて落ち込んだり、1人でいるのに疲れてしまって、閉店後レジ閉めもせず、2時間以上フリーズして座っているだけの日もありました。情けない話です。でも、そういう日もあるのが当たり前、と分かってからは、とにかく毎日時間通りにオープンして、元気に笑顔で営業して、時間通りにお店を閉じて、家族の元へ帰る!情けないけどそれができればとりあえずいい、まずは自分が元気でいれるお店にしようと言い聞かせてなんとかやってきました。オープン当初は、アメリカから助っ人バリスタJeremyくんや、大学生だったさやかちゃん、マイクさんの次女エリカさんの力を借りつつスタート。長男の妊娠をきっかけに、スタッフのまっちゃんをフルタイムで仲間にいれて、りっちゃん、しんちゃん、誠也くん、友也くん、はるちゃん…一緒に考えたり、悩んだりしてくれる仲間、焙煎を任せられる仲間も増えました。メインは自分でやっていこうと思っていましたが、今の仲間がいないキャミオは今は考えられません。また、結婚、2回の妊娠•出産と、家族は4人に増えて、沢山の刺激やアイデアを与えてもらっています。そんなこんなで、あっという間ではありましたが、5年というのはキャミオをオープンした時からの一つの目標でした。この日を迎えられたのは、数多くのお店の中から、キャミオを選んでわざわざ訪れてくださるお客様ひとりひとりのお陰です。小さなお店だけど、皆んなに愛されるお店に、という想いをこめて、キャミオと名付けました。ですから、こうして今も大甕でお店を続けていけていることは、本当に嬉しいことです。心から感謝申し上げます。コーヒーを売る以前に私達はひとりの人間です。どこでも美味しいコーヒーが飲める時代でもあります。ですから、この人からコーヒーを買いたい、そう思っていただけるように、まずは自分がより自分らしく、またよりよい自分になるために磨き続けていきたいと思っております。そういう意味でも、今まで通り、ありのままの私達で、私達が楽しく夢中になれるコーヒーを最高のカタチでご提供していければと思います。すみません、とりとめもなくつらつらと書いてしまいましたが…6年目もどうぞ、キャミオをよろしくお願い申し上げます。店長直井 道

▼2023-03-18

地元でもなく、たまたま大学時代と就職して数年を過ごした日立市ですが、沢山の出会いに恵まれ、私らしい生き方とはなにかを教えてくれた街です。5年前、この日立市に、友人達や家族と手作りで小さなコーヒー屋を作りました。海外や大阪、東京で仕事をしてきたのでビジネスのコネクションや、知名度も顧客もない中で始めました。ウガンダにいる時には、事業立ち上げは意外とシンプルで、みんな小さくともどんどん新しいことに挑戦しブラッシュアップしていくのをみて、自由に考え、まずは動くことの大切さを学びました。関西にいた時は、あちこちの路地に佇む魅力的なお店や、そこに集うお客様達をたくさん目にして、細く永く、私もお客様と一緒に歳をとれるようなお店をやってみたいと思いました。あまり心配せずに、とにかくお店をオープンすることに集中できたはその20代に体験した世界のおかげかもしれません。ただ、オープンしたあとは、チラシや広告を出す余裕はないし、目の前のことで精一杯でした。手が回らないことは外注するとか、そういうのもできないし知らなかったので、今考えると、毎日文化祭の前日みたいで、明日のために!これやれ、あれやれ、とお店に立って(今もか🫠)いました。なかなかお客様が入らなくて落ち込んだり、1人でいるのに疲れてしまって、閉店後レジ閉めもせず、2時間以上フリーズして座っているだけの日もありました。情けない話です。でも、そういう日もあるのが当たり前、と分かってからは、とにかく毎日時間通りにオープンして、元気に笑顔で営業して、時間通りにお店を閉じて、家族の元へ帰る!情けないけどそれができればとりあえずいい、まずは自分が元気でいれるお店にしようと言い聞かせてなんとかやってきました。オープン当初は、アメリカから助っ人バリスタJeremyくんや、大学生だったさやかちゃん、マイクさんの次女エリカさんの力を借りつつスタート。長男の妊娠をきっかけに、スタッフのまっちゃんをフルタイムで仲間にいれて、りっちゃん、しんちゃん、誠也くん、友也くん、はるちゃん…一緒に考えたり、悩んだりしてくれる仲間、焙煎を任せられる仲間も増えました。メインは自分でやっていこうと思っていましたが、今の仲間がいないキャミオは今は考えられません。また、結婚、2回の妊娠•出産と、家族は4人に増えて、沢山の刺激やアイデアを与えてもらっています。そんなこんなで、あっという間ではありましたが、5年というのはキャミオをオープンした時からの一つの目標でした。この日を迎えられたのは、数多くのお店の中から、キャミオを選んでわざわざ訪れてくださるお客様ひとりひとりのお陰です。小さなお店だけど、皆んなに愛されるお店に、という想いをこめて、キャミオと名付けました。ですから、こうして今も大甕でお店を続けていけていることは、本当に嬉しいことです。心から感謝申し上げます。コーヒーを売る以前に私達はひとりの人間です。どこでも美味しいコーヒーが飲める時代でもあります。ですから、この人からコーヒーを買いたい、そう思っていただけるように、まずは自分がより自分らしく、またよりよい自分になるために磨き続けていきたいと思っております。そういう意味でも、今まで通り、ありのままの私達で、私達が楽しく夢中になれるコーヒーを最高のカタチでご提供していければと思います。すみません、とりとめもなくつらつらと書いてしまいましたが…6年目もどうぞ、キャミオをよろしくお願い申し上げます。店長直井 道

– posted by @cameocoffeecompany