クリスマスブレンド2023 @coffee_fes_hitachinaka にて先行販売!
今年のクリスマスブレンドは、
改めて、コーヒーってなに?という疑問からはじまった。
コーヒーはやはりサブキャラである。
紅茶、ジュース、ビール、ワイン…あらゆる嗜好品の中で、抜擢されるかどうかも分からない、サブキャラなのである。
いや、たかがコーヒー、されどコーヒー!である。
だからコーヒー屋をやっている。
でも、俯瞰した目でみると、世界のコーヒー業界以外でコーヒーがメインディッシュになることはない。
ケーキとコーヒーがあったらケーキに目が行くし、
プリンとコーヒーなら?!まずはやっぱりプリンの舌になる。
メインに食べたいものがあって、喉越しやお口直しのためにあらゆる飲み物の中でコーヒーが選択肢にあるだけだし、コーヒーと一緒に食べたい!と思ってくれたらそれはそれは嬉しいという感じだ。(誰が?笑)
クリスマスに飲む飲み物としても、コーヒーが選ばれる事はあるだろうか?
ホリデーシーズンのたくさんの嗜好品としてのドリンクがある中で、コーヒーを選びたい人はどのくらいいるだろう。
最近、コーヒーの存在を改めて考えるようになり、こんなことを何周か、頭の中をぐるぐるとさせている。
コーヒーがある暮らしは素敵なものだし、カフェは非現実を作り出す場所なんだけれども、最近は、あくまでdown to earth (夢見心地ではなく現実的)に考える指標も少しではなく大きくもっていたいと思うようになった。
多分わたし(直井)自身も、非現実を求めつつも、より現実の中に実際に寄り添ってくれるもの、伴走してサポートしてくれるものに、持続可能性を感じているから…かももしれない。
クリスマスのコーヒーを考えるにあたって、子育ての時間の隙間に、ときには子供を寝かしつけながら、どんなコーヒーがいいか考えてきた。私はチョコレートケーキが好きで、やっぱりクリスマスはチョコレート味のものを食べたくなる。そこで浮かんだのが、いつもパンを取り寄せているローゼンブルグ @rosenburg_ibaraki さんのザッハトルテだ。
ザッハトルテはチョコレートフォンダンでコーティングしているチョコレートケーキ。調べてみたら、オーストリア、ウィーンの発祥で、オーストリア首相の屋敷に仕えたザッハさんが1832年に考案したお菓子だそうだ。
ザッハトルテの特徴は、アプリコットジャムだ。チョコレート生地の表面全体にぬったり、スポンジ2枚の間にサンドしたり使われている。重厚で甘みのあるチョコレートケーキですが、このアプリコットジャムの酸味がケーキのアクセントになっている。
チョコレートフォンダンの中に隠れる幾重にも重なるチョコスポンジと、アプリコットジャム…なんて美しい技…
このクリスマスはザッハトルテを食べるために、コーヒーを淹れたい、と思った。
いい。
ザッハトルテがメインでコーヒーはサブだ。
ザッハトルテが主役でコーヒーはカメオ出演なのだ…!
(小さな役でチラッと映画のワンシーンに出てくるカメオ出演は、英語で’Cameo Appearance’、キャミオの店名の由来である。) #cameoappearance
焙煎士のスタッフ誠也に伝え、3種の生豆を仕入れた。
ブルンジハニープロセスは、アプリコット、オレンジ、リンゴなどの酸味をほどよく残しつつ、焼きたてスポンジのような香ばしさを。コスタリカレッドハニーは、際立つ甘さとボディー感。エチオピアナチュラルでフルーティーながら落ち着いた丸い質感を。
中煎で仕上げているので、ケーキの味をマスクしないサブキャラとしてのほどよい存在感でいてくれるに違いない。
きっとフルーツをふんだんに使ったフルーツタルトや、シュトーレン、ショートケーキにも合うと思う。
以上、夜中に長々と書いてしまいました。
クリスマスブレンド開発秘話にお付き合いいただきありがとうございます。
2023年をしめくくるシーズンが皆様にとって健康に、また笑顔あふれるときとなりますように。
またキャミオのクリスマスブレンドが、みなさんの生活のどこかで、またはケーキタイムにサブキャラとして登場し、カメオ(cameo) 出演できたら嬉しいです。
店長
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